磁気冷凍材料の開発に向けたNi2In型化合物の研究

by 向井 進之介 (磁性実験研究室M2)
磁気冷凍とは磁気エントロピーの変化を用いた冷凍技術で、現在主流の気体冷媒を用いた冷凍技術と比べ、高効率化が見込めることなど、多くの利点があることから次世代の冷凍技術として注目されている。

本研究ではここで用いられる磁気冷凍材料の開発を目標に、Ni2In型の結晶構造をもつFeMnGe
とその置換系化合物を作製し、X線回折測定、磁化測定、メスバウアー効果測定を用い物性の評価を行った。