超伝導第一原理理論による粒子数ゆらぎ

by 三木 瑛奈 物性理論研究室M1
第一原理理論とは、実験データや経験的パラメータを用いないで現象を説明する理論です。超伝導状態は、クーパー対の総数が不変でない、粒子数がゆらいでいる状態であるといえます。本研究では、この粒子数ゆらぎに注目した、超伝導の第一原理理論の構築を目指しています。粒子数ゆらぎを予言できれば、超伝導状態かどうか判断できます。
発表では、研究の準備として必要な
・密度汎関数理論
・ホーヘンベルグコーンの定理、コーンシャム方程式
・BCS理論
・ボーズアインシュタイン凝縮
について紹介します。